【80切りを目指すゴルフ】多くのアマチュアはスイングアーク(クラブヘッドの軌道)について勘違いをしている。バックスイングの軌道とダウンスイングの軌道は同じだと考えているアマゴルファーが多いのだ。しかしスイングには必ず遠心力が働くのであり、グリップ軌道は「内側」「下側」を通し、直線的なイメージでスイングするのが大事。
今日は、
多くのアマチュアが盛大に勘違いしている、
スイングアークの話をしよう。
最初、この動画を見て、
「え?まじで?」
と思ったのである。
この動画ね。
このブログでも、
何度も何度も紹介してるんだけどね。
2:00過ぎからもう一回見て欲しい。
この右側のスイング解析の、
水色のラインがバックスイングの軌道。
紺色のラインが切り返してからダウンスイングの軌道。
内側の小さい円弧がグリップ軌道で、
外側の大きい円弧がヘッド軌道である。
ご覧の通り、
バックスイングの軌道とダウンスイングの軌道は、
全然違う!のである。
グリップ軌道の違いはわずかに見えるけれども、
実際は10cm以上違うと思われる。
ヘッド軌道の違いはもう劇的だよね。
今度は後ろから見たヤツね。
どう?
やっぱり、バックスイングとダウンスイングの軌道は、
全然違うわな。
ヘッド軌道はバックスイング軌道のはるか下を通っており、
「8の字」を描いているのがよく分かると思う。
しかし、多くのアマチュアは、
「バックスイングとダウンスイングの軌道は同じ」
のイメージでスイングしていると思う。
(私もそう思っていた。笑)
「同じ軌道を行って帰って来れば、キレイに当たるんじゃね?」
という・・・
至極単純な小学生レベルのロジックでグリップを動かしているのだ。
(私もそう思いつつ動かしていた。笑)
しかしこれは間違っている。
なぜなら、
シャフトはしなるのであり、
クラブヘッドには「遠心力」が働くからだ。
遠心力とは、
物体が回転運動をする際にその外側に行こうとする力。
つまり、
同じ軌道で打とうとしても、
遠心力によってクラブヘッドは遠くに行こうとするわけだから、
同じ軌道にはならず、
自然とその外側の軌道になるわけだ。
ドライバーで
ボールをトゥ寄り(先寄り)にセットするアマチュアは、
かなりの数いる(練習場でも良く見かける)。
ドライバーでシャンクが出るわけでもないのに、
なぜトゥ寄りにセットするのか?
これはクラブヘッドが遠心力で遠くに行ってしまうので、
こうしないと芯に当たらないからだと思われる。
しかし、この打ち方はクラブが体から離れてしまうので、
(脇が空き、肘が伸びてしまう)
手打ちになりやすく、
飛距離が出ず、
コントロールがヒジョーに難しい。
野球で、肘を伸ばしたままバットを振るイメージ。
これ、全然飛ばないしコントロールも出来ないよね(笑)。
あるいは、クラブヘッドが遠くに行こうとするのを
手で制御している人もいるかもしれない。
この場合、手で引きつけるような動きになるため、
軌道は「アウトサイドイン」になりやすいわな。
(そして遠心力を殺してしまうため、全然飛ばない)
もしかしてだけどー
もしかしてだけどー
これらが理由で、
・手打ち
・アウトサイドイン
になってしまうアマチュアが多いのかもしれんな。
今までの記事を読んで、
キンタマが縮こまった諸兄
も沢山いると思うが(笑)、
ココから先は「難しい話」になる。
我々より非力で体格に劣る女子プロが
いとも簡単に250ヤード飛ばすのは、
「回転力」「遠心力」を上手く使っているから。
じゃあ、どうやれば、
遠心力を上手く使ったスイングになるのか?
どうやれば、
ボミちゃんのようなスイングアークで打てるのか?
注意するのは
ヘッド軌道ではなく、グリップ軌道である。
グリップ軌道が変わることによって、
ヘッド軌道も変わるんだからね。
・バックスイングより内側を通して降ろす!
正面から見た場合、バックスイングの内側を通してグリップを降ろすべし。その為には右足→左足の下半身の動き(体重移動)が必須。手でやっちゃダメ(手でやると引っ掛けるぞ!)。ただし、グリップ軌道のイメージは持つこと。
・バックスイングより低い所を通す!
後ろから見た場合、グリップはバックスイングの軌道より低いところ(右脇に近い所)を通すイメージ。簡単に言うと、アウトサイドに上げてインサイドから降ろすイメージ。多くのアマチュアは「アウトサイドイン」になりたくない・・・というイメージのため、バックスイングで「インサイド」に上げてしまうんだがこれは逆効果である(アウトサイドから降りてしまう)。「アウトサイドに上げて、インサイドから降ろす」イメージの方が内側からヒットしやすい。
池田勇太のスイングはちょっと極端であるが・・・「外に上げて内側から降ろす」の例としては非常に分かりやすい。
・グリップはボールに対して直線的な動きでOK!
グリップで弧を描こうとしなくていい。これは「外側→外側」の動きであり、これをやるとスイングの途中でタメが解けてインパクトが薄くなってしまうし、ダフる原因にもなる。グリップはボールに対して直線的なイメージで動かそう(実際は直線的な動きにはならない)。そうすることによって遠心力が「内側から外側」に向かうことになる。
手でボールを投げる時に、
肘を伸ばしたまま投げる人はいないよな?
必ず肘を曲げて
「内側から外側へ」遠心力が働くように投げるはず。
ゴルフのスイングも一緒で
遠心力は「内側から外側へ」働くようにスイングしなければならん。
内側、低い所を通して、
直線的にスイング!
これが出来るようになれば、
遠心力が打球方向に加わり、
捕まった力強い球が出るようになるのである。
また、よく「ダウンブローで打て!」と言われるが、
ダウンブローはこの内側を通すスイングアークの結果、
自然とそうなるのが正しい。
ボールの前に置いたコインを打つつもりで・・・
なんつっても、体が突っ込むだけだと思うけどな。
(結果左右に球が散らばる)
ただ、
今回の話は本当に難しい。
私も今、フルボッキで練習中なのだが、
本当に難しいのである。
もちろんこのスイング中も、
「スウェーしない」
「頭は残す」
「力は抜く」
「背骨軸」
「体は回す」
「左股関節で受け止める」
「脇は締める」
「シャットフェース」
といった数々のチェックも怠らないようにせねばならんけんな~。
池田勇太くらい極端にやってみるのも一つか・・・
スイングアークまとめ。
・バックスイングとダウンスイングの軌道は違う。
・スイングには必ず遠心力が働く。
・内側、低い所を通し、ボールに対し直線的にスイング。
今回の話は、
知っているのと知らないのは大違い。
あなたのゴルフライフの参考になれば幸いだ。
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さて、
今回は約2週間ぶりのゴルフ。
ちょっと忙しかった&風邪を引いてたので、
ゴルフに行けなかったのだ。
今年に入って2週間ゴルフに行かなかったのは初めてだなあ(笑)。
行ってきたのは阿蘇大津ゴルフクラブ。
天気は良かったのだが・・・
まれに見る強風であった。
OUT49、IN41の90。
いやもうね。以下、言い訳ですよ。言い訳なんだけど、この日はマジ顔で風が強かったのである。どのくらい強いかというと・・・言葉で言っても伝わらんと思うので動画を載せておこう。
旗がバタバタとなびき、ピンが曲がるほどの強風。阿蘇大津ゴルフクラブは元々風が強い傾向にはあるが、それにしてもこんなに風が強いとゴルフは難しい。
なんせアゲインストだと全然飛ばんのである。
ドライバーが普通に当たっても200ヤードとか。
鬼ヤンベのガチ当たりでも230ヤードとかしか飛んでなかったけんな。
(鬼ヤンベのガチ当たりは270~280ヤードくらい普通に飛ぶ)
で、この日は遠い方のAグリーン。
400ヤード近くあるミドルが沢山あるわけだが、
アゲインストだと論理的にパーオン不可能なわけ。
逆にフォローだとどこまでも飛んでいくわけで・・・
これはこれでまた難しいよな。
前半はアゲインストで大ショート。
フォローで大オーバーの繰り返し。
6番アイアンのガチ当たりで130ヤードも飛ばねえ・・・とか、
残り115ヤードを52度で打ったら大オーバー・・・とか。
非常に難しいゴルフだったのである。
10番ショートなんて190ヤードのフォローだったのであるが、
5番アイアンで打ったら大オーバーだったし。
後半は、マグレのチップインパーがあったり(笑)、
フォローのロングでバーディ取ったりとかして、
なんとか持ち直したんだけど、
個人的には「風ハンデ6」くらい見ていい強風だったと思う。
(鬼ヤンベも80だったし。笑)
ま、全部言い訳だけどな。
目標の「平均86」までもうちょっとなんだけど・・・
90とか打ってたらアカンわ・・・
あと、年内にもう一回70台出したいな~。
おつかれさま〜!
強風でIN→41とな、凄くない!
近況はゴルフが出来ず…つまらん日々が
→娘の結婚準備、試験勉強、出張など
ストレス溜まるわ〜〜〜!
競馬した〜い (本音)、今週は妻に内緒でする………約束……そんなの…限界なのだ
ふ〜ん、グリップに注力ね、すぐ試そ!
ストレス溜めちゃいかんっす!逆効果っすよ!
週に一度の競馬くらい何の問題もないっす!
グリップ軌道に注意すると・・・色んなことが分かって来ますねー。
内側に降ろすのも下から降ろすのも難しいですけどね(笑)