【80切りを目指すゴルフ】ドライバーの調子が良くなるとアイアンの調子が悪くなる!という方は多いと思う。セカンドアイアンでのトップ、ダフリ、スライス、引っ掛け・・・ドライバーのナイスショットが台無しである。こうなってしまう原因は何?スイングは同じなの?解決法は?体重配分とボール位置と最下点の関係は?
「ドライバーが良くなると、アイアンが悪くなる?」
という悩みについて今日は考えてみたい。
最近、私のドライバーの調子も・・・まあまあ良いのである。
飛距離も出るし、方向性も良い。
これは最近のスイング動画。
ま、たまにOBを打ってしまうが(笑)、
その辺は反省するとして、
とりあえず、ドライバーは調子良いのである。
だけんどもしかし!
アイアンの調子がヒドイのである。
ゴルフバカな毒者諸兄の中にも、
「ドライバーが良くなるとアイアンが悪くなる」
(あるいはその逆)
という方は多いと思う。
私もそうだ(笑)。
今回もアイアンが酷くて・・・
OUT44、IN49の93。
後半のパターが異常に悪い(3パット5回)のは、
もちろん私のパットが下手くそなせいであるが(笑)、
それ以上にアイアンやアプローチが酷かったからである。
グリーンの端っこやエッジからの3パット・・・。
これが多かったのである。
「ドライバーが良くなるとアイアンが悪くなる」
なんでこんな現象が起きるのか?
ドライバーとアイアンのスイングが違うからか?
否。
ドライバーとアイアンのスイングは基本的に同じである。
じゃあ、何が違うか?
というと、
・ティーアップしているかどうかが違う。
・クラブの長さが違う。
・ボールの位置が違う。
・アドレスが違う(前傾角度、体重配分)。
・最下点の位置が違う(ダウンブロー、アッパーブロー)。
のである。
つまり、
ドライバーとアイアンのスイングは基本的に一緒であるが、
ティーアップしたり、
クラブの長さが違ったり、
ボールの位置が違ったり、
アドレスが違ったりするから・・・
同じように打つと
どっちかがダメになるのである。
まず、最も大きな違いは、
「ティーアップしているかどうか」であるな!
当たり前であるが、
ティーアップしたボールはダフらない。
芝の上のボールはちょっとでも手前に入ればダフる。
ティーアップするドライバーの場合はダフらないから・・・
最下点をボールの右に持ってきてアッパーブローで打つことが出来るな。
じゃあ、アイアンはどうか?
当然最下点がボールの右に来たらダフるわけで、
最下点はボールの左に持ってきてダウンブローで打たねばならん。
しかし、最近の主流は「右軸型の回転スイング」である。
私は、これを意識するあまり、
アイアンでもドライバーと同じような体重配分になっていたのである。
私の体重配分を見てみよう。
ティーアップしているドライバーの場合、
左足3:右足7
の体重配分で打つ。この場合、ヘッドの最下点は右足寄りとなり、アッパーブローで高い球を打つことが可能。クラブが長く、ヘッドが走るため、左足寄りにボールを置いても十分届く。
では、同じようにアイアンを
左足3:右足7
の体重配分で打ったらどうなるのか?ヘッドの最下点が自然と右足寄りになるため、ボールに届かずダフる!あるいはトップ!・・・そしてボールに届かせようとして体が突っ込むと、軸がブレてスライスや引っ掛けの原因となる(私のアイアンの不調はまさにコレだ!)。
ドライバーとアイアンを
同じ体重配分で打つのは難しいのだ!
で、どうすればいいか?
解決法はあるのか?
2つの解決法がある。
1、クラブ毎に体重配分を変える!
スイングは同じでいい。クラブ毎に体重配分を変えるのだ。
ドライバー 左足3:右足7(4:6でも可)
ウッド 左足4:右足6(5:5でも可。ティーアップにもよる)
ロングアイアン 左足5:右足5
ミドルアイアン 左足5:右足5
ショートアイアン 左足6:右足4
ウェッジ 左足7:右足3(6:4でも可)
もちろん、個人のスイングによってこの割合は変わってくるぞ!この数字は大体の目安である。大事なのは、クラブ毎に体重配分を変える必要がある!ということ。ドライバーと3W~7Wはもちろん、ミドルアイアンとショートアイアンでも変わってくるぞ!
ショートアイアンで引っ掛けやすい、ダフリやすい!という方はもうちょっと左足寄りに体重配分をするといいかもしれない。
ショートアイアンは左6:右4をイメージ。
ただし、私のように、アイアンを右足体重で打ってしまってる場合は、矯正するために左足7:右足3で打つ練習をした方がいいかもしれん。気をつけるのは「上体のツッコミ」である。左足体重にしても頭は残さねばならんぞ!
2、ボールの位置を変える!
今まで、ボールの位置は漠然と考えていた。「クラブが長くなれば左足寄り」とゴルフ雑誌などに書いてあるが、「どうしてそうなるのか?」を考えたことはなかったのだ。クラブが長くなればなるほど、アドレスの前傾角度は起きる。そして長くなればなるほど、遠心力が働くためヘッドが走る。・・・のでミートポイントはちょっとずつ左足寄りになっていくわけだ。逆に短くなればなるほど右足寄りにしなければならない。クラブが短くなるとボールを右に置かないと届かなくなるのである。なので・・
・7~9番アイアンは真ん中にボールをセット。
・クラブが長くなるごとに左足寄りにボールをセット。
・クラブが短くなるごとに右足寄りにボールをセット。
これでOK。
仮に、体重配分が全クラブ同じであっても、
これで解決してしまう人も多いだろう。
また、
・引っ掛けが出やすい方は真ん中寄り
・スライスが出やすい方は左足寄り
という解決法もある。特に、ウッドやユーティリティを打つ時、ドライバーと同じボール位置(左足かかと延長線上)で打つ方は非常に多い(私のことだ。笑)。これはとても引っ掛けやすいので注意が必要である。心当たりがある方はボール位置を右に(真ん中寄りに)ズラすだけで解決するかもよ。
逆にスライスが多発する方はヘッドが返る前にインパクトしている可能性があり、左足寄りにボール位置をズラすといいかもしれんな。
この「ボール位置」は諸説あって、何が正しいのかは分からん。
(個人のスイング軌道によって変わる)
これは「ボール位置は常に左足かかとの延長線上」という理論。ドライバーだとクローズドスタンスで徐々にオープンスタンス気味になる。
これは最もオーソドックスな理論。ドライバーのみが左足踵の延長線上。ショートアイアンがスタンスの真ん中で、後はクラブが長くなるに従ってスタンス幅が広がり、ボールの位置が左足寄りになっていく。スタンスはスクエア。
これはドライバーを除き、「ボール位置は全てスタンスの中央」という理論。この場合、クラブが長くなればなるほどボール位置が右寄りになり、左足への体重移動が難しく思える。つまりこれは右足体重で打つ人の理論である。なるほど・・・右足軸で打つ場合はこの理論が正しいわけか・・・。
「む、難しすぎて、よく分からん!」
という方にオススメなのは、
ドライバー以外のボールの位置を決めてしまうことである。
後は図のようにスタンス幅を広げて行けば、
自動的に長いクラブ毎に左足寄りになる。
という感じで・・・
ボール位置に正解はない。
個人のスイングによって大きく変わるのであり、
「体重配分」と一緒に考えねばならんからだ。
例えば・・・
ミドル~ロングアイアンなら「左足5:右足5」の体重配分で
・6番アイアンは真ん中
・5番アイアンはボール半個左寄り。
・4番アイアン(ユーティリティ)はボール1個左寄り。
ショートアイアンなら「左足6:右足4」の体重配分で、
・7番アイアンは真ん中
・8番アイアンはボール半個右寄り。
・9番アイアンはボール1個右寄り。
ウェッジは「左足7:右足3」の体重配分で、
・PWは真ん中
・AWはボール半個右足寄り。
・SWはボール1個右足寄り。
等と変化するわけである。
(念のために言っておくが上記は一つの目安である)
(スタンス幅によっても変わるし、スタンスの方向によっても変わる)
ドライバーとアイアンの体重配分、ボール位置が違うのと同じように、
ロング~ミドルアイアンとショートアイアンでも体重配分、ボール位置が違うのである。
「浅次郎さん!今まで何も考えずに、
同じ体重配分、同じボール位置でアイアン打ってました!」
というアマチュアは本当に多いと思う。
かくいう私も
ロングアイアンを左足寄りにセットする程度であり、
ほとんど同じ体重配分、
同じボール位置でアイアンのショットをしていたのである。
なるほど、
「ミドルアイアンの調子はいいのに、ショートアイアンやウェッジは引っ掛けてばかり・・・」
という現象の謎が解けたぜ!
私の場合、ショートアイアンの体重配分が5:5(あるいは4:6)になっていたわけだ。
・・・
というわけで、
体重配分とボール位置を
アイアンの番手毎に変えつつ練習してみたのだが、
ドンピシャである。
スイングはそのままでいい。
体重配分とボール位置を変えるだけで、
トップやダフリのミスが激減!
それだけでなく、
飛距離も伸びて方向性も安定するのである。
(今まで・・・かなりダフリ気味だったんだなー)
うおお。アイアンが切れてきたぜー!
次のラウンドはいつだー!
今年の目標・・・平均86。1回でいいから80を切る!
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