【80切りを目指すゴルフ】2016年8月27日。晴れ。熊本高遊原カントリークラブ。スイングに悩む若者と一緒にラウンドしたのだが・・・手打ちのアマチュアゴルファーが何故飛ばないのか?頭を残せのイメージが深く、右足軸の右足体重になっていたのだ。これでは回転出来ずにプッシュやスライスしか出ない。解決方法はあるの?
最近、管理人のショットの調子はまあまあ良い。
たまにプッシュアウトが出てしまうが(←ヘッドアップ)、
概ねドローかストレートで飛距離も出る。
これは今回のドライバーの動画だ。
狙いよりちょいと右に飛んだが、
これは多分アライメントのせいだろう。
私はいつも、右を向いてアドレスしてしまうのだ!
(ナニは左曲がりなのだが。笑)
どうやったら真っ直ぐ立てるか?
って話はまた今度しようと思う。
さて、
今回は私の話ではない。
一緒に回った若者、キャバキチ三平君のスイングの話である。
三平とは今日初めて一緒に回ったのだが、
ムキムキな体で爽やか風のアラサーイケメン。
しかも誰もが知ってる超一流企業のエリート社員(羨)。
その上、とてもキレイなアドレスをするので、
「こいつぁキャバクラでモテるだろうな!」
「こいつぁ強敵だな!」
と思っていたのだ。
しかし、実際に回ってみると・・・
どうも手打ちっぽくて、飛距離は出ないし、
右プッシュ、スライス球が多く、
とてもスイングに悩んでいる感じであった。
(小技はめちゃくちゃ上手い。笑)
私も、そういう時期があったなあ・・・(遠い目)。
さて、
手打ちのアマチュアゴルファーは
何が理由で「飛ばないスライス球」になるのだろうか?
その解決方法はあるのだろうか?
私のスイングと比べていいものかどうか分からんが、
スイングで悩むアマチュアの方には参考になると思うので、
比較してみることにする。
あ、やっぱイ・ボミも一緒に並べてみる(笑)。
三平のスイング
浅次郎のスイング
イ・ボミのスイング(何度も見るべし)
さて、
静止画像で見てみよう。
三平のアドレスは非常に良い。ちょっと前傾がキツイような気もするが、背筋はまっすぐだし、下半身はどっしりしてるし、ケツプリだし、腕は真下。
バックスイング。よく見るとこの時点でフェースが開いてますな。
バックスイングでは、フェースは閉じてなければならん。シャットフェースが基本である。フェースが開いてバックスイングするとスライスの大きな原因となる。
トップ・・・三平はかなりインサイドに上げてるな(私もだが。笑)。そんで左手甲が折れてるのでドライバーのフェイスが完全にコッチを向いてる。このままクラブを降ろすと高い確率でフェースが開いてしまう。スライサーに多い特徴である。
私と一緒にイ・ボミと較べてみよう。
腕の高さ、角度にもよるが、トップではフェースが上斜め方向を向く。
インパクト。頭が残っているのは素晴らしいが、腰が引け、回転軸が右、そして、体重が右足に残ったまんま!これでは体を回転出来るわけもなく、完全に手打ち。これでインサイドからクラブを下ろせば・・・右にしか行かんわな。
左肩、左腰、左膝は、左足の上の線(黄色の線※これは分かりやすく引いた線であり軸ではない)に向かって移動しなければならない。特に腰の位置に注目。ベルトを見ると分かりやすい。
フォロー。上半身だけ見るととてもいいのだが、回転軸が右足なので腰が引け、体重が右に残り、完全に体が開いた状態。これだと当然スライス球になる(これを避けようと腕・手首を返すとチーピンになる)。腰の位置、ベルトの位置を比較すると分かりやすいな。
フィニッシュが良く見えるのは、手打ちでスイングした後に、体を回転させているからである。順番が逆で、体の回転が先。腕・グリップ・シャフト・ヘッドは体の回転から遅れて来なければならん。
「腕・クラブが遅れたら、振り遅れるんじゃないの?」と思うかもしれんが、大丈夫。頭が残っていればビュン!とヘッドは走る。そしてヘッドは自動的に返るのだ。
さて。
こうやって見ると、欠点が一発でわかるな!
三平くんの一番の問題は、
回転軸が「右足軸」になってて
スムーズに回転出来てないことである。
全く体を使えておらず、完全に手打ちである。
ゴルフは右足軸ではなく、
左足軸が正解である。
回転軸のイメージはこんな感じ。首骨~背骨~左股関節~左足が一直線になるイメージ。頭は軸の後ろで、腰は左腰(左股関節)を軸に回転せねばならない。この軸を中心とした「でんでん太鼓」のイメージである。首の骨を支点にして回転させると安定するぞ。
おそらく、
三平は「頭を残す(ビハインドザボール)」をイメージするあまり、
「下半身も右に残ってしまった」のだろう。
これは多くのアマチュアに見られる欠点であるが、
こうなるとプッシュアウトかスライスしか出ない(もしくはチーピン)。
これをそのまま克服しようとすれば・・・クラブを
アウトサイドインに入れるしかなくなるのだ。
練習場でよく見かけるスイングであるが(私も昔そうであったが)、
このスイングは全く飛ばないし、方向性も不安定である。
(たまにこのスイングを極めている人もいるけど)
じゃあ、
どうやったら改善出来るかというと、
トップからインパクトに掛けて、
左肩・腰・左膝を
左足の軸の上に移動させるのだ!
ただし、頭は絶対に残さないといけない。左肩・左腰・左膝を左足の軸上に持って来たら(実際は黄ライン上までは行かない。そういうイメージ)、左肩は後方へ。左腰(左股関節)は回転軸となるのでそこで固定。左腰を軸にクルンと右腰を回転。
頭は残しつつ、左腰(左股関節)を中心に回転!
フィニッシュでは左足の上に全体重が乗り、右足は支えるだけとなる。
ポイントは、「左肩、左腰、左膝を左足の軸の上に移動させる」だけじゃなく、「左腰を軸にして回転させること」である(もちろん頭は残さないといけない)。体重移動だけだとフェースを返す動きが必要になるし(これはとても難しい)、回転のパワーがあった方が圧倒的に飛ぶ。特に最近のクラブは回転で打つように設計されているのだ。
というわけで、
三平くん、この記事は君のために書いた。
参考にして欲しい。
しかし、スライスで悩んでいるゴルファーは沢山いると思うが、動画を取ってチェックすれば一発だな。
「いやいや!おれもスライス持ちだけど、こんなん違うわ!」
という方も是非、自分のスイングをスマホで取ってチェックしてみて欲しい。程度の差こそあれ・・・同じようなスイングになっているかもしれないぞ?
さて、今日のスコアはどうだったかというと・・・
44、44の88!
行って来たのは先週に引き続き高遊原カントリークラブ。熊本地震の影響で、お世辞にも抜群な状態とは言えんのだが(特にグリーン)・・・
反省は、プッシュOBと素トリ。後はやはりパットである。チップインがあるので33で済んでいるが、このところずっと排卵日・・・じゃなくて、入らん日。せっかくアプローチで1~2mに寄っても2パット。ショートパットが入らんと台無しである。もうちょい寄せワンパーが取れるようにならんと。
しかしこの日は強風が吹いたり止んだりで・・・アゲインストだと2クラブ長いアイアンで打たねばならず難しかった。7Iと5Iじゃ大違いだもんなあ(風が止んだと思っても上空は吹いていたり)。ピン真っ直ぐのナイスショットがグリーンに届かないとショックだわ。
あと、アゲインストで高い球を打つとランが全く出ない!という点も気をつけんといかんな(←高い球しか打てない)。グリーン手前からという意識が強すぎて大ショートすることが多かった。低い球を打つ練習もせねばならんな。
しかし、ショット、アプローチともに良くなってきた感あり。17番のチップインはグリーン横のセミラフから12ヤードの距離(エッジまで6ヤード)であったが、散々52度で練習した距離で、狙い通りバッチリであった。まあ入ったのはマグレにしても練習したからこそのマグレである。グリーン周りの練習は今後も続けて行く。
さて・・・次のラウンドはいつだ!
現在の平均スコア90.2。
平均80台にするためには・・・連続80台が必要であるなあ。
今年中の80切りは厳しいか・・・