【80切を目指すゴルフ】パターのライ角は通常70~72度くらいなのだが、それを80度(実際は79度)に変えたらどうなる?1、ボールの近くに立てるようになる。2、目の真下にボールが来るようになる。3、タテの振り子で打ちやすくなる。4、フェースの開閉が減る。結果、真っ直ぐヘッドを動かしやすくなる!
アマチュアゴルファーのほとんどは、
買ったままのパターを使っていると思う。
パターコーナーで試打するなり、
ネットでレビューを見るなり、
ショップで一目惚れするなり、
店員に騙されるなりなんなりして・・・
「うん!これが俺に合ってる!」
という根拠のない直感を信じて使っていると思う。
私もそうであった(笑)。
しかしそのパターが本当に自分に合っているかどうかなんて・・・
分からんのである。
多くの人が、
「この人が俺の一生のパートナーだ!」
という根拠のない直感を信じて結婚するわけだが、
しかしそれが本当に一生のパートナーとなるか分からんのと同じだ(チガウ?)。
意識してる方は少ないと思うが、
実は、パターにもアイアンと同じように
ライ角がある。
だいたい市販されてるパターは70~72度。
普通に構えると・・・
※ゴルフ工房アンブロックスにて撮影。被写体はユッキーこと加藤幸成氏。
こんな感じになると思う。
しかしよくよく考えるとおかしな話で。
人によって・・・
身長も違えば足の長さも違えば手の長さもチン子の長さもボッキの角度も違うわけよ。
だから本当は・・・
自分にあったライ角のパターを選ぶべき。
あるいは自分にあったライ角に調整すべきなのだが・・・
パターを見ても「ライ角70度」とか書いてあるわけではない。
32インチとか34インチとか長さがあるだけ。
というか、
本当に、
「ライ角70~72度のパター」
が自分にとって適正なのかどうかも分からんのである。
嫁さんが自分にとって適正なのかどうかも・・・
わからんのだ!(クワッ!
・・・という話を、
アンブロックス・ユッキーとしていたところ・・・
「俺のパターはライ角80度よ」
なんてことを言いだしたのである。
(正確にはギリギリ80度未満。パターのライ角を80度以上にするのはルール違反)
ライ角が80度になると・・・
こんな感じになる。
パターのシャフトと地面の角度を見て欲しいのだが、
かなり立った感じなるわけ。
(腰痛持ちの方はかなり楽になるゾ)
ちなみにこの男・・・
先日行われた熊本県のゴルフ場対抗戦(各ゴルフ場の代表が一堂に会して戦う一戦)にて
個人の部で第2位に入賞して天狗の鼻が伸び伸びになっているところである。
1位は熊本県のアマタイトルを総なめにしているトップアマ小杉竜三氏。
3位はこのブログでも毎度お馴染み鬼ヤンベである(おまえもスゲーな!)。
「え?ライ角80度?そんなん出来ると?」
「パターはまず、真っ直ぐ転がるようにセッティングすることが大事」
ユッキーに言わせると、
ほとんどのアマチュアはライ角が合ってないという・・・。
■パターのライ角を80度にするとどうなる?
1、ボールの近くに立てるようになる。
2、目の真下にボールが来る。
3、タテの振り子で打ちやすくなる。
4、フェースの開閉が減る。
まず、パターのライ角を80度にすると・・・
ボールのすぐ近くでアドレスすることが出来るのである。
10度立てるだけでこんなにアドレスが変わる。
さっきの写真を並べてみよう。
真上から見てみよう。
近っ!
と思った毒者多数だと思う。
ボールが身体の近くにあるとどうなるのか?
単純にストロークのブレが小さくなるのである。
身体から離れれば離れるほどブレが大きくなり、
近ければ近いほどブレが小さくなるのは自明の理。
当然、体から離れれば離れるほど
フェースの開閉は大きくなり、
近ければ近いほどフェースの開閉は少なくなるわな。
それから、
ボールの真上に目が来ることも大きい。
なぜなら目線のラインとパッティングラインが重なるから。
ボールが目の真下にないと・・・目線のラインとパッティングラインは若干違うラインになってしまう。これはドライバーやアイアンでも同じ。目線のラインと打球のラインは違うのである(なので多くのアマチュアは右を向いてアドレスしてしまう)。
目線のラインとパッティングラインが重なると錯覚を起こしにくくなる。
そして、
グリップを吊った感じでアドレス出来るようになるため、
余計な力を入れる必要がなくなり、
タテの振り子でストローク出来るようになるのだ!
この意識はかなりデカい。
普通のライ角だと・・・
パターヘッドの重さを支えるためにどうしても最低限の力が要る。
その入れた力が色んなところで邪魔をし、
イン側に引きすぎたり、アウト側に膨れたりする。
あるいはフォローでインに出して引っ掛けたり、
フェースが開いてプッシュしたりする。
しかしライ角を80度にすると、
軽く吊ったパターを、振り子の原理で
「ただ、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す」
という理想的なストロークが可能になるわけだ。
ちなみに、ライ角を90度にすれば・・・
完全振り子でのパッティングが可能となる。
しかしそれはルール上禁止されている。
パッティングがめちゃくちゃ簡単になるからであろう。
ちなちなみに、
パターの形状によってフェースの開閉具合は異なる。
ピンタイプのブレード型パターだと
大きな弧を描くストロークになり、
マレットタイプ・ネオマレットタイプ(ヘッドがデカいやつ)だと
小さい弧、あるいはほぼストレートの軌道になる。
しかし、あなたも感じている通り、
実際に「ほぼストレートの軌道」で打つのは難しい。
さっきも言った通り、
どうしても「入れた力」が邪魔してしまうし、
背骨を中心にしてスイングする限り、
少なからず弧を描いてしまうからである。
だけんどもしかし!
身体の近くにボールがあり、
ボールの真上に目が来ると・・・
色んな問題が一気に解決するのである。
「パターはまず、真っ直ぐ転がるようにセッティングすることが大事」
ふむう。なるほど・・・。
パターは腕も大事だが、セッティングも大事なんだなー。
というわけで・・・
浅次郎も早速パターのライ角を80度(正確には79度くらい)にしてみたぞ。
うそん・・・マジか・・・!と思った方は、
パターのライ角を調整してみるのも一つだと思う。
特に、マレットタイプ、ネオマレットタイプを使っていて、
真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出したい!
と思ってる方には超おすすめ。
ピンタイプのパターを使ってる方も、
アドレスした時に
「トゥ側が浮いてる」「ヒール側が浮いてる」
という方はライ角が適正でない可能性が大きいので
やっぱり調整した方がいいぞ!
①のようにヒール側が浮いてる方、③のようにトゥ側が浮いてる方はライ角が合っていない。ライ角が合っていないと芯に当たる確率が減り、ダフるミスも多くなる。アドレスを変えるよりパターのライ角を変えた方がいい。
ちなみに、ライ角を3度上げると、
フェースの開閉にして0.4度変化するんだそうな。
私の場合、71度から80度近くにしたので・・・
フェースの開閉は1.2度くらい収まっているはず(笑)。
これはフェース面のズレがどれだけ影響するかという数値。たった1度だが、されど1度。1度変われば2mで3.5cm、3mで5.3cmズレるのである。カップの直径は10.8cm。入るはずだったボールが入らなくなる数字である。これはかなり大きいぞ!
ただし、
パターのライ角を変えると、
アドレスも若干変わって来るため、
その後の試行錯誤・練習が必要となるぞ。
私の場合、グリップも打ち方も握り方も変えて色々と試行錯誤中。
それもまた楽しからずや。
なお、パターによってはライ角調整出来ないこともあるのでご注意を。
またライ角を71度→80度(正確には80度未満)にするというのは
裏技チューニングのため、
調整してくれるゴルフ工房は少ないかもしれない。
熊本の方は、ユッキーのお店に行って相談してみてくれい。
「浅次郎さんのブログを見て来た!」
と言ったら笑顔で対応してくれるはず(笑)。
さてと。
今回のラウンドは・・・
まず南阿蘇カントリークラブの早朝!
バックティーから!
OUT46、IN45。
一番後ろから回ったんだが・・・
OB3発、池ポチャ2発、3パット5発と情けない内容。
ただ、インの10番の池ポチャは・・・
280ヤード飛ばさないと入らない池に入れてのもの。
まさか入るとは思ってなかったわけだが、
MAX飛距離が伸びているのを感じる今日この頃。
池に入って嬉しいこともあるね(笑)
この日は将来を嘱望されている高校生、
枝川吏輝くん(JGAのプロフィールはこちら)とラウンド。
枝川吏輝君と記念撮影。石川遼君みたいになってくれ!
ドライバーの飛距離はキャリーで300ヤード・・・
3番アイアン?で250ヤードとか飛ばすんだよね。
もう全てが規格外(笑)。
ちなみに、この日の吏輝君は72のパープレイであった。
ええと、次は高遊原カントリークラブ。
バックティーから。
OUT45、IN41。
前半は素ダボが3つあってスコア伸ばせず。
大概ティーショットのミスである。
後半もまあ色々とミスはあったんだが、
アイアンキレキレでバーディー2個。
最難関の16番でバーディーを取ったのは・・・
多分初めてだと思う。
前後半スコアを揃えらえるようになりたい。
パターのライ角を変えて・・・初戦がパット数38。2戦目のパット数が29。ライ角ともにグリップも変え、握り方も打ち方も変えたので色々大変だが(特に距離感)、なんか良くなる予感がする。目指せパット数平均32!県アマまでには仕上げたい!
ちなみに・・・私は結婚してやがて20年になるが、いまだに「この人が俺の一生のパートナーだ!」という直感を信じて愛する奥様と暮らしている。その直感が正しかったかどうかは分からんが、ゴルフに対しては何の文句も言わんのでいい嫁さんだと思っている。さて、今日も皿洗いと洗濯物畳みをせねば(笑)。